CAST
[晴人]増田俊樹さん [蒼生]鈴木崚汰さん
[北川]熊谷健太郎さん
(以下敬称略)
▲ 左から:鈴木崚汰さん、増田俊樹さん、熊谷健太郎さん
――収録を終えてのご感想をお願いします。
晴人役 増田俊樹)
キャラクターを演じているはずなのに演じていないような空気感で、鈴木さんと自然な掛け合いができた収録でした。キャスト全員が揃っての収録だったので、晴人と蒼生に関わる周りの人達と一緒に、臨場感のある収録ができました。
蒼生役 鈴木崚汰)
キャスト全員揃っての収録が久々だったので、濡場シーンとか、みんなに見られながらどうしよう…と思ってたんですけど(笑)、やってみたら意外と気にならなかったです。それだけ二人の世界に入り込めていたのかなと思うと安心しました。俊樹さんとガッツリ掛け合う機会は今まであまりなかったんですが、俊樹さんの自然体のお芝居に僕も引っ張られて、自然に演じることができました。凄く楽しかったです。
北川役 熊谷健太郎)
北川さんは、晴人くんと蒼生くんとは少し距離感があって、ニヤニヤしながら二人を見ている立ち位置でしたが、お芝居をさせていただくなかで、北川さんとは別のベクトルですが僕自身もニヤニヤする場面が多かったです。凄くピュアで真っ直ぐな二人に、思わず寄り添いたくなってしまって、「待て待て!」と自制しながら、ある意味面白い距離感で収録に参加させていただきました。とても楽しい収録でした。
――ご自身が演じられたキャラクターのご感想をお願いします。
増田)原作を読めば読むほど、晴人自身のキャラクターとして何か作るのは逆に難しいのかなと思いました。周りの人たちの反応を素直に拾っていくキャラクターだったので、他のキャラクター達を際立たせるような立ち位置にいるなと思いながら演じました。
鈴木)犬っぽさがありますよね(笑)。二人の夜を楽しむのも何ヶ月ぶり…というくらいお仕事をバリバリ頑張っているけれど、忙しい合間を縫って会いにいっちゃうくらい晴人のことが大好きで。しかも、その「好き好き」って気持ちは夜にぶつけてて(笑)。仕事を頑張るのは、もちろん自分のためではあるけど、その中には晴人への想いもあって…。そう考えると、やっぱり晴人の存在が蒼生にとっては凄く大きいんだなと思ったので、そういう晴人への想いも考えながらキャラクターを演じていました。
熊谷)北川さんは凄く良い性格をなさってるなと(笑)。芸能界で上りつめて色々手にしている人なので、もしかしたら退屈に思ってたり、刺激を欲していたりするキャラクターなのかなと思いました。晴人くんのヘアメイク技術や彼自身の人柄に対する興味や好意はもちろんですが、蒼生くんに対してもクランクイン前から期待していたと思うので、ちょっと揺さぶられたことで演技が崩れてしまった蒼生くんにはガッカリしたんだと思います。北川さんは、敢えて偽悪的に振舞うのを楽しむようなところがあって、本心が掴み辛いキャラクターですよね。ポロっと素の部分を二人に見せるところもあって、一筋縄ではいかない人なんだろうなと思いながら演じました。
――お気に入りのシーンや聴き所を教えてください。
増田)監督の台詞で「硬い、硬い、硬いよー。」というシーンかな。BL作品の中で「硬い」を連呼していくのは狙ってるんだろうなと思って(笑)。
熊谷・鈴木)(笑)。
鈴木)どんどん硬くなっていくから。
増田)世の中のそういった描写を見ると、全部狙っていると思い込んでました(笑)。
鈴木)CD聴く前にこのインタビューを読んだら、そこばっかり気になっちゃいますね(笑)。
増田)そうねぇ~、ダメだねー(笑)。あそこはグッと入っていく直前のシーンだから、そこをそういう風に聴いちゃダメだからな。
鈴木)そうですよー! 揺さぶられているところですから!
増田)そうか~、狙ってなかったのか…。
鈴木)やっぱり、お忍びデートのところです。束の間の休息を本当に心から楽しんでいるシーンは凄く良いですよね~。僕自身も仕事のことを忘れて楽しく演じることが出来たので、凄く好きなシーンですし、晴人が指を痛めるっていう物語のフックにもなる大事なシーンに繋がるのでお気に入りです。
熊谷)ホテルのロビーで、晴人くんと蒼生くんが北川さんと対峙するシーンですかね。今まで秘密にしていた二人の恋人関係がバレて、初めて第三者に独占欲を剥き出しにするシーンでもあり、宣戦布告するシーンでもあり、なんと言っても二人が熱い本音を見せるシーンでもあったので。北川さん的にも、また面白いものがまた見られるかもしれない、退屈せずに明日から撮影出来るかもしれない、と気持ちが盛り返してきたところでもあるので、凄く好きです。
――最近、思わず「まって、好き。」と思ったエピソードがあれば、教えてください。
増田)えっ、あります?
鈴木)はい。
熊谷)ありますね。
増田)あるのかぁ~、お二人の「まって、好き。」の話を聞けば僕の中の「まって、好き。」の解像度が上がって、「ああ、あれのことか~」って分かるかも。結構必死に考えたんだけど、まだ分かってなくて思い浮かばないから、聞かせてくれ~!
鈴木)今まで服って、店舗に行かなくて通販で買ってたんですけど、昨年末あたりからヴィンテージを取り扱うお店に通いつめるようになって、ちょっとした合間に、何か買うわけでもないのに「お疲れ様でーす」ってレベルでお店に行ってて、「僕、行き過ぎじゃない!? もしかして、暇!?」って思うくらいで(笑)。服は見たいし、良いものがあれば無理してでも買いたいくらいに好きなんだなって、改めて感じましたね。そのお店のある街や空間も好きですし、あ、僕、めっちゃ来てる! これが「まって、好き。」だって気付きました!
熊谷)僕はオタク目線になってしまうんですけど、この前、縁があって物凄く大好きなプロレスラーさんと昼食を共にする機会がございまして。
鈴木)半端ないっすね、それ!
熊谷)元々その方を、リングの客席やテレビの画面越しからずっと見ていたので、「あれ? 僕、今何で【推し】とテーブル挟んで一緒にタコス食べてるんだろ?」って。
鈴木)タコス!?(笑)
熊谷)その日ご一緒させていただいた時間で、より一層ファンになったというか、文字通り「まって、好き。」でした。
鈴木)良い! 【推し】とご飯食べることなんて、なかなかないことだから凄いことですよ。
増田)びっくりしたよね。
熊谷)タコス食べたいってSNSに投稿したらお誘いいただいて(歓喜)。本当に幸せで夢見心地な空間でした。
鈴木)さあ、俊樹さん!
増田)僕、熊谷さんのが「まって、好き。」だと思うのよ。鈴木さんの「まって、好き。」は、「まって、好き。」じゃないなって。
鈴木)え~、厳しい(笑)。
増田)拡大解釈し過ぎてるなって(笑)。「まって、好き。」って普段使わないし、局所的な感情じゃないですか。たとえば、サブカルとかオタク文化の【推し】がいる人の抱える瞬発力のある感情なのかなと思うと、自分はオタクだけどそっちの分野じゃないので、「まって、好き。」ってならないんですよ。好きなものは好きだと、僕は「これが、好き。」ってわかっているので(笑)。
▲ 左から:鈴木崚汰さん、増田俊樹さん、熊谷健太郎さん
――最後にドラマCDの発売を楽しみに待っているファンの皆さんにメッセージをお願いいたします。
増田)純粋に楽しんでいただける作品だと思います! 楽しかった原作を音声化したので、みなさんに楽しんでいただければ良いなという気持ちでいっぱいでございます。どうか、みなさんよろしくお願いします。
鈴木)頑張りながらも愛を忘れないひたむきな二人の姿が凄く素敵な作品なので、何度でも楽しんでいただける内容かと思います。このCDの情報が出た瞬間にファンの方々は、タイトル通り「まって、好き。」状態になっていると思いますので、その期待に応えられるように頑張りました。ぜひたくさん聴いていただけると嬉しいです。
熊谷)一緒に収録させていただいたときから本当に晴人くんと蒼生くんの掛け合いが素敵で、この空気感は音声を通してみなさんの耳に届き心を動かしてくれると思います。お互いを想い合いながら頑張る二人の姿は本当に尊いので、存分に楽しんでいただけましたら。北川さんも二人に会った際には、またちょっかいを出しに行くと思いますが!(笑) 原作とあわせまして、ドラマCDも隅々まで楽しんでいただければ嬉しいです。
――キャストの皆様、ありがとうございました。「まって、好き。」は2025年3月1日にドラマCD発売&音声配信開始! 只今ご予約受付中です。コミックス2巻も同時発売決定★ 特典・キャンペーン情報も盛りだくさんですので特設サイトをぜひチェックしてください。どうぞ発売をお楽しみに♪
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