鯛代くん、君ってやつは。

――収録を終えてのご感想をお願いします。

蛯原役　松岡禎丞）

ドラマＣＤ第２弾ということで、鯛代くんと蛯原の二人の関係性もどんどん良い方向に変わってきてます。蛯原は「（蛯原風に）俺は、男だし！」って思いながらも、やっぱり鯛代くんのことが好きっていう、巷で言う［ツンデレ］という部類なんですが、最初はあんなに否定していた鯛代くんに絆されて、ついに踏み出してしまうという…。今後の二人の未来的なものもちょっと考えてるのかなって思いました。ドラマＣＤを聴いて良かったなと思っていただける感じになってるんじゃないかと思います。

鯛代役　増田俊樹）

こんなに大変な現場だったっけな～!?と思いました（笑）。２枚組ということもあり集中力をなんとか維持しつつ頑張るしかないな！と収録に臨みました。

――ご自身が演じられたキャラクターのご感想をお願いします。
前作からご出演の皆様は、今までとの違いも含めてお願いいたします。

松岡）

前作の蛯原はその場その場で生きているような人間だったんです（笑）。鯛代くんの流れに抗ってなんとか振り回されないようにしてるんですけど、結局、振り回されちゃってますけど（笑）。なので、最初の頃はやりたいことだけやって好き勝手に生きていた蛯原でしたが、だんだんと鯛代くんのことを大事に想うようになってきてというのがあるので。前作の頃より、寛容ですよね（笑）。

増田）

前回のドラマＣＤでは、原作１巻と２巻の少しをまとめた内容で、「あぁ、こういうテーマを持った作品なんだな」って思って読んでたんですよ。その記憶も数年前だったこともあって、今回、原作の続きを読んだとき、先生の描かれる表現の仕方が変わっているイメージでした。それが如実に表れているのが鯛代かなって。１巻の鯛代はコメディテイストな反応が多かったんですが、今回も反応は一緒なんですけど、顔がけっこう可愛い描かれ方になっていて、キャラクター達が喋る言葉も端的に話せるようになっているんだなと思いました。

――お気に入りのシーンや聴き所を教えてください。

松岡）

お気に入りのシーンっていうと、鯛代くんに対してかなり意識しちゃって今までのどぎついツッコミも、相手のことを考えてツッコむようになってきてる部分ですかね。鯛代くん宅で襲われかけた後に久々に会う流れでは、蛯原が明確に鯛代くんを意識しちゃってて。それを見逃さない鯛代くんというのが良かったです。

増田）

（笑）。

松岡）

結果、「（蛯原風に）これで終わんのかー！」みたいな感じでわちゃわちゃして終わりましたけども。二人のグータッチのシーンとか、なんか微笑ましく感じました。

増田）

今回は鯛代と蛯原くんとの関係性の変化が描かれていますし、姉の登場から、モデルの仕事だとか、過去回想など、鯛代が深く描かれていたところが気に入っています。あと注目して欲しいのは、この作品では珍しく、しっかりした濡れ場みたいなものが入っているところです。もちろん、［すしざ●まい］だとか(笑）。

松岡）

（笑）。

増田）

ぶっ倒れてわちゃわちゃしちゃいますけれど、今回はそういうシンプルにドキドキ出来る部分が含まれているので、そこは聴き所なのかなとは思いました。濡れ場の無いＢＬかと思ってましたもんね。

松岡）

えぇ(笑）。ギャグコメディなのかなと。

増田）

そうそうそうそう！

――新キャラ・差波や深鼓も登場し、ますます個性的なキャラクターが増えた今作ですが、もし『鯛代くん、君ってやつは。』の世界の住人になるなら、どのキャラクターになってみたいですか？　またその理由も教えてください。

松岡）

そうですねぇ～。メインキャラクターの中で言ったら…。

増田）

この中なんですか!?

松岡）

え!?　こ、この中以外があるんですか!?

増田）

僕、会場にいる、あの有象無象のオタク達になりたいんですけど。

松岡）

えぇ!?

増田）

あの描かれ方ですけど、凄くリアルから切り離されて、夢の中に生きている感じが、いいじゃないですか。

松岡）

なるほど～（笑）。

増田）

自分の好きな物を楽しめている感じが、いいな～って。

松岡）

確かに。あれほど心の底から楽しむって、もう何年くらいやってないんだろ？（笑）

増田）

ね～！（笑）中々出来ない立場になってしまったので。

松岡）

そうですねぇ～。それで言ったら…。う～ん…。

増田）

一緒になります？　あの、有象無象のオタク達に！

松岡）

（笑）。いいんですか？

増田）

なりましょうよ！　二頭身くらいになりましょうよ！

松岡）

いいっすね！　なんかそういうの(笑）。ただ、純粋に楽しんでるだけっていうのがいい。

増田）

そうなんです！　好きな物の空間に好きな物だけを考えて好きなことをしてるんです。

松岡）

下手したら我々だとニュースになっちゃいますからね。

増田）

言われますよ「あ、あれ？　松岡さんですよね？」って。

松岡）

違います！！！

増田）

「違いませんよね!?」って（笑）。でも、あの二頭身の姿になれれば！

松岡）

なれれば！　純粋に楽しむことが出来る！

増田）

そう！　「仲間！！！！」って来てくれますから。

松岡）

（笑）。ご相伴にあずかります。

増田）

じゃあ、我々二人とも、有象無象のオタク達になりたいです。

――最後にドラマＣＤの発売を楽しみに待っているファンの皆さんにメッセージをお願いいたします。

松岡）

ドラマＣＤ第２弾ということで、蛯原を演じさせていただいたんですけども、正直な話、この作品は、「あっ、男の子同士が恋愛するやつでしょ？」っていう概念だけで終わらせて欲しくないんですよね。この作品はＢＬを知らない人でも楽しめると思いますので、色んな方々に見て聴いていただきたいです。この作品のメディアとしての展開を途絶えさせたくないなと思っていますので、是非ともこれからも応援していただいて、それがまた我々のところに戻ってきて、もう一度演じさせていただけたらなって思っています。この作品を愛して応援して下さったら有難いです。

増田）

ＢＬジャンルの概念ってたくさんあると思うんですよ。その中でも割とこの作品は現実に近い気がしていて。抗えないっていう蛯原くんの気持ちもそうですし、鯛代に関しても、好きになった相手が男だったっていうだけなので。こういう在り方って珍しいけど、多種多様な世の中だからこそ根本的には当たり前のことなんだなって。そう考えると、どんな人達にでも楽しんでもらえる作品ですし、応援していただければさらに色んな人たちにこの作品の良さが伝わるかと思います。興味を持った方は是非ＣＤを買って聴いていただけましたら嬉しいです。

――収録を終えてのご感想をお願いします。

瀬賀役　白井悠介）

前作に引き続き、演じられて凄く嬉しかったですし楽しかったです。漫研部メンバーが和気藹々としているシーンが凄く好きで、その中でも、今回は…いや、今回もか（笑）。人の気持ちを汲み取るのが苦手な瀬賀くんが、マルくんを傷付けてしまったことがあったり、新キャラとして古川くんが演じる差波が出て来たりで、瀬賀くんにとっては激動の展開になっていて、凄くやり甲斐もありましたし、今後がとても気になる展開でした。おかげさまで楽しく収録させていただきました。

差波役　古川 慎）

差波は弱みが無いキャラクターで、ひたすら煽って、怪しいことを言って、攻撃したまま去るという、役者としてはとても楽しい役どころです（笑）。瀬賀役の白井さんと掛け合いで収録出来たのは有難かったです。これから彼らがどういうやり取りをしていくのか非常に楽しみですので、続編があったらいいなと思っております。

――ご自身が演じられたキャラクターのご感想をお願いします。
前作からご出演の皆様は、今までとの違いも含めてお願いいたします。

白井）

蛯原に一目惚れしてしまって周りに迷惑をかけていた前作同様、今回も周りを引っ掻き回していた瀬賀くんでしたが、差波と出会ったことによって、逆に引っ掻き回されていました。そんな瀬賀くんの新しい一面が見られて、僕的には凄く嬉しかったです。差波役の古川くんと掛け合いながら演じていく中で、本当に絶妙にイラっとさせる差波のお芝居が凄く自然で…本当に何て言うんでしょうね…。

古川）

目を潰したくなるっていうね。

白井）

そうですねー！　無言で目潰ししたくなるような気持ちにさせてくれたので（笑）。僕も凄く楽しく演じさせていただきました。今後、この二人がどのように進展していくのか楽しみですね。

古川）

差波は結構いろんな顔を持っていて、本心が見え辛いキャラクターですよね。初登場の時は顔もしっかり見えていないシーンから始まって、次の出番では完全に酔っぱらった状態で登場するので、酔っぱらった状態と、獲物を見つけた時のスンっとした感じのギャップが出ると面白いんだろうなぁと思いながら演じさせていただきました。言動がオッサンなところも楽しく収録しました。差波は顔がスパダリ。まぁ、僕が言う［スパダリ］は、［スーパー怠そう］って意味なんですけど（笑）。

白井）

あぁ！　そっちなんだ!?　じゃあ、［スパダル］じゃん！（笑）。

古川）

（怠そうに）スーパーだりぃー。

白井）

怠いのね！

古川）

スーパーだりぃーってタイプのイケメンで、得体の知れない人だと思うので、今後その感じがどんなところで見えていくのか楽しみです。

――お気に入りのシーンや聴き所を教えてください。

白井）

やっぱり瀬賀くんと差波のやり取りは、瀬賀くんの新しい一面が見られて、これからを期待させるシーンなので間違いなく聴き所ですね。個人的には、その前の、原作コミックス２巻のコミケでマルや蛯原とのやり取りも凄く心情的にグッとくるものがあったのでそこも聴き所です。言葉足らずなところが瀬賀くんらしくて、いろいろ成長している過程なのかなって。今回、差波と出会ったことで、新しい一面が引き出されて更に成長していく瀬賀くんが楽しみです。

古川）

差波が出てくるシーンだと、酔って登場して急にスンとなってタクシー乗って帰る。そういうところが面白いですよね。「この人何なんだろう？」って、とても引きになっていて、上手い描写だなと。そのあと、瀬賀くんがモデルをすることになったところでも、「この人はいったい、瀬賀くんをどうしたいんだ？」と、今後の展開への期待値を煽っていて良いなと思いました。個人的に好きなシーン・聴き所は、陸ちゃんが鯛代くんの首を絞めるシーンですね。

白井）

あぁ～！　はいはい（笑）。

古川）

陸役の小林ゆうさんと一緒に収録させていただいて、お芝居を聴いていたのですが、ちゃんと首を絞めている音と声なんですよ（笑）。本気で絞めてる！って思って、笑いそうになっちゃって（笑）。あそこは迫真の演技だと思ってるんで。

白井）

リアルな。

古川）

シリアスなシーンじゃないんですけれど、危機迫るシリアスな演技!?になっておりますので、是非聴いていただけると…違う違う（笑）。コメディになっておりますので、是非聴いていただけると面白いんじゃないかなと思います。

白井）

確かにそうですねぇー。小林さんが演じることによって、よりヤバいお姉さん感が凄く出てましたね（笑）。

――新キャラ・差波や深鼓も登場し、ますます個性的なキャラクターが増えた今作ですが、もし『鯛代くん、君ってやつは。』の世界の住人になるなら、どのキャラクターになってみたいですか？　またその理由も教えてください。

白井）

僕は純粋にやりたいことをやって、青春を謳歌してる伴内・マル・シカク、彼らですかね。僕は、大学に行っていないので、キャンパスライフを体感・体験してみたいですし、本当に全力でやりたいことを楽しんでる。それって結構今のうちしか出来ないことだったりするかもしれないじゃないですか。特にマルくんなんて自分が好きだからって衣装作りに熱中していて、とことんやりたいことをやってて素晴らしいことだな、って思うので漫研部の三人の誰かかな。

古川）

僕は瀬賀くんですね。

白井）

おぉ!?　なんで？

古川）

彼は外見が非常によろしいタイプの人間でございますから。こういう職業をやっていると「格好良い！」と言って下さるファンの方もいらっしゃって本当に有難いことだなと思うのですが、瀬賀くんは受付のお姉さんに「あの、顔綺麗すぎる男、誰！！？？」ってめちゃくちゃ興奮されているわけですよ。人生で５０年くらいはそれを味わっておきたいなって思って。

白井）

５０年!?

古川）

５０年！　この先ずっと、受付の前に僕が現れたら興奮してて欲しいくらいの気持ちなので。僕は、瀬賀くんになりたいです。

白井）

確かに。タクシーの運転手さんにも言われてましたね。

古川）

そうですよー！

白井）

コンビニの店員さんにも言われて（笑）。もう、パっと言葉が出てきちゃうくらいってことですもんね。

古川）

もう、そこまでいくとギャグですもん。

白井）

そりゃ、あだ名も［ハンサムくん］になりますよ。

古川）

［ハンサムくん］ですよね。

白井）

それはそれで大変そうですけどね（笑）。

古川）

まぁ、大変でしょうけど、その大変さもありきで。

白井）

なるほど。

古川）

５０年くらい。

白井）

長いなぁ!!

――最後にドラマＣＤの発売を楽しみに待っているファンの皆さんにメッセージをお願いいたします。

白井）

みなさんの応援のおかげで、こうしてドラマＣＤ第２弾！　しかも、２枚組！　ということで、今回は原作コミックス２巻の一部と３巻分を網羅しております。僕としては瀬賀くんの新たな一面が描かれている今作で、また瀬賀くんを演じられて楽しかったです。原作の雰囲気、面白さを、音声ならではの表現で作っていますので、ドラマＣＤだけで聴いても楽しめますし、原作を見ながら聴くとより楽しめると思います。何度でも聴いて楽しんでいただければ嬉しいです。何卒よろしくお願いします。

古川）

今回から収録に参加させていただいた身ではありますが、原作を読ませていただき、最初に抱いた感想が「あ、これ凄く読みやすい本だなぁ～」でした。良い具合にラブがあり、コメディがあり、ちょっとした青春描写もある。この作品に参加させていただけたことがとても有難いです。このドラマＣＤをきっかけに原作を知って下さった方は、是非原作も一緒に楽しんでいただければ幸いです。「差波役は誰になるんだろう？ まさか古川になると思って無かった」という原作ファンの方もいらっしゃると思います。癖は強くなっているとは思いますが、きっと、面白く出来上がっていると思いますので、是非是非、楽しんで下されば嬉しいです。よろしくお願いいたします。

――収録を終えてのご感想をお願いします。

深鼓役　小林ゆう）

個性豊かで魅力的なキャラクターの皆様が織りなす人間ドラマが素敵で、とても楽しい収録の時間を過ごさせていただくことができました。原作の世界観が、ドラマＣＤという形になって、皆様のもとへお届けされるのかと思うと身が引き締まる想いでした。キャラクター同士のセリフのかけあいも臨場感がありました。ドラマＣＤになってお客様にお聴きいただけることを想像してワクワクしました。

――ご自身が演じられたキャラクターのご感想をお願いします。
前作からご出演の皆様は、今までとの違いも含めてお願いいたします。

小林）

私が演じさせていただきました深鼓陸さんは、モデルもされていらっしゃるスーパー女優さんです。容姿端麗で社交的。とても美しく華やかな方です。そんな魅力的な陸さんを演じることができてとても嬉しかったです。様々な表情をお持ちでいらっしゃるところも陸さんの魅力のひとつだと思いますので、その一瞬ごとの繊細な気持ちの変化を大切に演じられるように努めなければと思いました。陸さんを演じることができて心より感謝しております。

――お気に入りのシーンや聴き所を教えてください。

小林）

たくさんございまして、迷ってしまうくらいです。ひとつあげさせていただくのであれば、個人的なシーンで大変恐縮なのですが、やっぱり鯛代慧真さんとのやり取りが印象深いです。大事な弟の慧真さんへの想いや、心の距離感、おふたりの関係性なども是非お聴きいただけたら幸いです。

――新キャラ・差波や深鼓も登場し、ますます個性的なキャラクターが増えた今作ですが、もし『鯛代くん、君ってやつは。』の世界の住人になるなら、どのキャラクターになってみたいですか？　またその理由も教えてください。

小林）

皆様おひとりおひとりが本当に素敵なので、できればひとりひとりに1日交代制でなってみたいです。

――最後にドラマＣＤの発売を楽しみに待っているファンの皆さんにメッセージをお願いいたします。

小林）

『鯛代くん、君ってやつは。』ファンの皆様、深鼓陸役を演じさせて頂くことになりました小林ゆうと申します。ドラマＣＤ第二弾が発売され、陸さんとして出演させていただくことができて心より感謝しております。素敵なキャラクターの皆様と一緒に、陸さんとして『鯛代くん、君ってやつは。』の世界に居させていただくことができて嬉しく思います。ドラマＣＤをお楽しみいただけたら幸いです。どうか皆様これからもよろしくお願いいたします。

――収録を終えてのご感想をお願いします。

伴内役　杉田智和）

続編を演じられる喜びが溢れた収録でした。このまま彼等の老後まで演じたいです。

――ご自身が演じられたキャラクターのご感想をお願いします。
前作からご出演の皆様は、今までとの違いも含めてお願いいたします。

杉田）

あの見た目と人間性が変わらないから安心します。
実は髪型が微妙に変化しているかもしれません。嘘です、同じです。

――お気に入りのシーンや聴き所を教えてください。

杉田）

イベントに参加するくだりが暖かく、羨ましく感じました。
キャラクターを演じる時、「こうだったなら良かったのにな」という密かな憧れに似た願いを込めていました。

――新キャラ・差波や深鼓も登場し、ますます個性的なキャラクターが増えた今作ですが、もし『鯛代くん、君ってやつは。』の世界の住人になるなら、どのキャラクターになってみたいですか？　またその理由も教えてください。

杉田）

彼等が現実の世界に来て欲しいです。
私に興味を持つ事は無いかもしれませんが、イベントですれ違う事もあるでしょう。

――最後にドラマＣＤの発売を楽しみに待っているファンの皆さんにメッセージをお願いいたします。

杉田）

仲間を大切にしましょう。もうしていると思いますが。よろしくお願いします。

――収録を終えてのご感想をお願いします。

マル役　西山宏太朗）

今回はマルとシカクの二人で収録することが出来たので、マルとシカクはいつもコンビなんだなぁ～っていうのを収録でも感じられて、とっても楽しかったです。

シカク役　沢城千春）

マルの声を聴くと僕も気持ちが凄く入りやすかったので、二人で収録出来て良かったです。

――ご自身が演じられたキャラクターのご感想をお願いします。
前作からご出演の皆様は、今までとの違いも含めてお願いいたします。

西山）

今回のマルは、趣味と職業の違いや、学生だからこそ「この先将来どうやって生きていくんだろう、どうやって過ごそう…」といった不安が繊細に描かれていたので、そういったところを演じることが出来て、凄く嬉しかったですし、楽しかったです。ちょっとね、傷付いちゃったかもしれないけど、周りに話すことによって、どんどんいろんなことが明確になっていくと思うんで、学生同士だからこそ、こういう話を敢えて今このタイミングで出来たっていうのはマルにとっても、凄くプラスになったんじゃないかなって思いました。今までにない心の動きが原作で描かれていたので、演じることが出来て良かったなって思いましたね。

沢城）

本当に久しぶりにシカクを演じさせていただいたんですけど、前回の収録と比べて、シカクの表現の幅が増えたイメージでした。家で試行錯誤しながら「あれ？　シカクってこんな風にめちゃくちゃ興奮するんだ（笑）」「どうやって笑ったらいいかな？」といろいろ考えて収録に臨んだので、今回はシカクの新たな発見があって、とても楽しかったです。今後もまたこうやって続いていくのであれば、どんな表現が増えていくのかなとワクワクしました！

――お気に入りのシーンや聴き所を教えてください。

西山）

千春くんが言ってましたが、興奮状態のマルとシカクは聴き所かと。マルも好きな物をワァ～って饒舌に語るシーンは、今まであまり見られなかった一面だったと思います。そんなところを耳でも楽しんでもらえたらなと思います。

沢城）

僕は、西山くんが演じているマルの悩みや葛藤を見られて、原作を読んだときも収録しているときも、凄く胸に刺さるものがありました。そういうところを聴いて頂けると非常に嬉しいなと思います。って、俺がマルやってる人みたい!?

西山）

確かに（笑）。

沢城）

俺がマルやってる人になっちゃった（笑）。

西山）

二人でマルみたいな（笑）。

――新キャラ・差波や深鼓も登場し、ますます個性的なキャラクターが増えた今作ですが、もし『鯛代くん、君ってやつは。』の世界の住人になるなら、どのキャラクターになってみたいですか？　またその理由も教えてください。

西山）

マルですね。マルの好きな物をとことん突き詰めているところが魅力的です。コスプレ用の衣装をめちゃくちゃ熱中して作っていた話があったので、そんなに熱中出来るものがあるのが羨ましい！と思っちゃいました。あと、あのお腹。凄くふわふわしてんだろうな、触ってみたいな、気持ちよさそうだなぁ～なんて思いました。

沢城）

僕は伴内かなぁ～。自分の芯がブレないですし、人に何言われても「俺はこれだ」っていうのがあって、どっしりしているので。僕は、人に「こうだよ」って言われたら「あぁ、そうなのか～」って、良くも悪くも人の意見に影響を受けてしまうタイプなので自分を持っている伴内にちょっと憧れるなー！

――最後にドラマＣＤの発売を楽しみに待っているファンの皆さんにメッセージをお願いいたします。

西山）

前回に引き続き、マル役で出演させていただきまして、本当に嬉しく思います。この作品の温かくも賑やかな雰囲気がとても好きで、シカク役の千春くんと収録出来たことも嬉しかったですし、楽しかったです。今回マルとシカクは物語の中でキーパーソンになっていて、聴き所の一つになっているかと思いますので、是非、そちらも楽しみにしてもらえたらなと思います。たくさん聴いて下さい。お願いします。

沢城）

原作からも心の動きがたくさん読み取れる作品なんですが、ドラマＣＤも聴いていただけると更に心の動きが見えると思います。是非是非、みんなの心の葛藤や心の動きを聴いていただけましたら嬉しいです。よろしくお願いします。