裏切り者のラブソング 2

キャストインタビュー

CAST

[ジーノ]増田俊樹さん [ダンテ]佐藤拓也さん [ニコロ]鈴木崚汰さん [テオ]石谷春貴さん
[ユリウス]小松昌平さん [エンリコ]木村太飛さん [リー]岡本信彦さん
(以下敬称略)

キャストインタビュー写真 増田俊樹さん、佐藤拓也さん

▲左から:佐藤拓也さん、増田俊樹さん

――収録を終えての感想をお願いします。

ジーノ役 増田俊樹)

前回の収録からあまり期間を空けずに収録でき、前回と今回の繋がりにラグがなかったので、物語の熱の方向が変わっても、しっかりと一つの同じ作品としてジーノを演じることができました。

ダンテ役 佐藤拓也)

前回の収録から間が空いていないので、前回の結末を自分の中に残したまま地続きのような気持ちで収録できました。蓋を開けてみると、まあまあシリアスな物語が展開されていて、ダンテ家族の過去が明らかになったことで、ダンテの心の機微がより一層感じられ、「ジーノの為に、父親の為に…」と、いろんな感情がない混ぜになっていて、とても演じ甲斐がありました。反対に、書き下ろし部分はいつもの面々と賑やかに演じることができ、本編部分と書き下ろし部分のメリハリが利いていて、とても楽しい収録でした。

ニコロ役 鈴木崚汰)

体がデカくて筋肉を感じる役柄って、BLCDでは中々演じることがなかったうえに、マフィアの一員で語気の強さを声に込めないといけないキャラクターだったので、体力をめちゃくちゃ使いました。やりきったなぁ~という気持ちで、ヘロヘロな状態です(笑)。本編は真面目で従順なキャラクターですが、書き下ろし部分ではコメディ要素が多くて、遊び心も加わっていたので、演じていて面白かったです。

テオ役 石谷春貴)

前回の方が殺伐としていたお話だったので、今回の方が日常っぽい感じだったなぁという印象と、「こんな風にマフィアでもバタバタするんだ(笑)」っていう感じがあって微笑ましかったです。

ユリウス役 小松昌平)

リーが登場してドタバタするシーンも含めて、ユリウスはコミカルなシーンに出ていたので、ずっと楽しく演じさせていただきました。書き下ろし部分では、部下たちをフィーチャーしていたので、嬉しかったです。

エンリコ役 木村太飛)

DISC1は結構シリアスで、DISC2の書き下ろし部分は一気にコミカルになるので、テンションの高低差を感じつつ、今回はテオ・ユリウス・エンリコが結構喋っていたので、キャラクターの魅力がみなさんに伝われば良いなと思いました。エンリコはDISC1で撃たれて即退場しちゃったので、もうちょっと頑張ってもらいたいです(笑)。楽しい収録でした。

リー役 岡本信彦)

リーは謎多き人物で、原作に描かれた表情を見ながら雰囲気作りをさせていただきました。その一方で、真意をひた隠しにできる道化的な部分もあったので、正解の幅も広い印象があって、演じていて楽しかったです。

キャストインタビュー写真2 増田俊樹さん、佐藤拓也さん

▲ 左から:佐藤拓也さん、増田俊樹さん

――ご自身が演じられたキャラクターのご感想をお願いします。

増田)

前回はジーノの中の色々な葛藤が描かれて、今回はダンテの中の葛藤が描かれている印象だったので、ジーノとしては自分の中から生まれてくるものではなくて、様々な環境や変化に対して翻弄されたり、対抗したりするところから生まれた気持ちが描かれているんじゃないかなと思いながら演じました。

佐藤)

今回の原作を読んでいると、二重スパイとしての生き方を選んだダンテの決断を最初から知っていたら、前回のお芝居がまた違っていたかもしれないという可能性を感じました。でも逆に、知らなかったからこそジーノと相対していた時、余計な感情を持たずに演じられたのかなとも感じるので、最終的には良かったのだと思います。今回は演じていて心情的にしんどいシーンが多々あって、前回から通して「裏切り者のラブソング」というタイトルを、改めて噛みしめる収録だったなぁという印象でした。

鈴木)

今回もジーノに対しての忠誠心はブレず、ダンテに対してはジーノが愛する相手ということで結構手厳しいことも言っていました。物語が進むにつれてなんとなくダンテの気持ちも理解するような素振りもありましたし、ダンテにハッキリ言うシーンもありましたが、それらも全て「ジーノに仕えている」という気持ちからきていたと思うので、相変わらず真っすぐでブレない男だなと感じました。

石谷)

原作の絵では表情が読めないキャラなので、どうすればいいんだろう?って手探りでディスカッションしながら演じました。前回は飄々としていたんですが、今回は緊迫感のある部分で登場することが多かったので、さらに声のトーンを抑えたり、カポになり少しだけ立場が上がったので、そういうところも意識しながら演じました。最終的には、掛け合いの中で他キャラクターとの仲の良さなど、テオの色んな顔を見せることができたので、良かったです。

小松)

ユリウスは声がデカくていつも騒いでいる感じなのに、実は暗殺部隊だったんだ!?って思いました(笑)。テオの方が暗殺部隊に向いてそうなので…。気付いたらテオの方が立場が上になっていて「俺、カポ」とか言ってて…、一緒に昇進したかったです(笑)。でも、ユリウスは動いている方が性に合っているのかなと思いますし、ユリウスを演じている時はずっと楽しいので、これはこれでいいのかなと思って演じていました。

木村)

前回はあまり台詞がなかったんですけど、今回は喋れば喋るほどボロが出る感じで…可愛くて好きです。僕も同じようなタイプなので、「一緒に頑張ろうな!」って思いながら演じていました(笑)。

岡本)

原作を読んでいると、表情がコロコロ変化するタイプで、シーンによって空気感も変わる印象だったので、ドラマCDでもそんな変化や空気感が伝わればいいなと思いながら演じていました。長台詞も緩急が付けられるので喋り易く、演じていて楽しかったです。演じながら、「彼にはどんな謎があるんだろう?」って気になってしまいました(笑)。

キャストインタビュー写真2 増田俊樹さん、佐藤拓也さん

▲ 鈴木崚汰さん

――お気に入りのシーンや聴き所を教えてください。

増田)

銃口を突き付けるシーンですね。ジーノとダンテが二人っきりでお互いの気持ちを確かめるシーンでもあるんですけど、自分の命を天秤に掛けて確かめるというのは、格好良いなと思いました。

佐藤)

最後のお守りの話をするシーンで、ダンテがめちゃくちゃ良い表情だったので、どのように表現したらいいか演じるまで感情を積み上げていたんですけど、どのシーンにおいても、自分が演じるダンテの心情を増田君が丁寧に素早く拾ってくれるので、終盤はだいぶ甘えてしまいました。増田君に預けているその感じが、そのシーンともマッチしてより感情を投げ合う収録になったので、凄くピュアでハッピーな気持ちになれました。そういう意味で、お守りのシーンが気に入っています。

鈴木)

ニコロがジーノを抱きしめるシーンですね。少しでもジーノの力になれないか、ダンテの代わりになれないかと、ジーノに対するニコロの真っすぐな忠誠心が見える部分だったので。それを見たダンテに一睨み利かせて牽制する感じも、凄くニコロらしく、ジーノを助けたい気持ちが出ている素敵なシーンでした。

石谷)

ジーノとダンテの会話はシリアスなところでもコミカルなところでも、お二人が心の動きが分かるよう楽しく演じられていたので、どの部分も聴きごたえがあるなと思います。それと、幹部組のみんなでわちゃわちゃしているシーンも、珍しくテオが吹き出したり大笑いしているところがあるので聴いていただきたいです。僕自身、楽しく笑わせていただきました(笑)。

小松)

ユリウスが連れてきた新キャラのリーは、色々役立ってくれるキャラクターなんですが、そんなリーに対するユリウスの当たりの強さやコミカルなやり取りをぜひ聴いていただきたいです。それと僕が言うのは何ですが、エンリコが撃たれたシーンは、一瞬で居なくなってしまうかも…という儚さがあって聴き所です。書き下ろし部分では、幹部や部下たちが「ジーノとダンテをこんな目で見てたんだ!」って分かるシーンもあるので、そこも楽しんで欲しいです。

木村)

ジーノとダンテが再会するシーンです。原作を読んでいても「重い…! こんなに重いんだ…」と思っていましたが、音声になったことでより一層、そう感じたので。二人の絡みのシーンも、お互いに息がピッタリでとてもスムーズに収録されていたので、凄い、凄すぎると尊敬しながら聴いていました。あと、感想のところでも言いましたが、シリアスシーンとコミカルシーンの高低差があって、それぞれのキャラクターを深く知ることができるようになっているので、そんなところも楽しんで欲しいです。

岡本)

可愛さも含んだ格好良いジーノとダンテの二人の絡みが、みなさんにとって聴き所になるんだろうなと思いつつ、それを「リーもみなさんと一緒に聴いていました!」っていうところが聴き所です(笑)。

キャストインタビュー写真3 増田俊樹さん、佐藤拓也さん

▲ 左から:石谷春貴さん、小松昌平さん、木村太飛さん

――最後にドラマCDの発売を楽しみに待っているファンの皆さんにメッセージをお願いいたします。

増田)

原作ファンの方も、前回CDをお聴きいただいた方も、楽しみにしていた待望の続編です! みなさんのご期待に応えられるドラマCDになっていれば良いなと思っております。ぜひとも聴いていただき、次の展開の為にも応援していただければ嬉しいです。

佐藤)

続編に携わらせていただけたのは、みなさまのおかげでございます。ありがとうございます。今回は、「行くぞ!」っていうところでお預け状態なので、どんな結末になるか分かりませんけれども、この先お話がどのように顕現するのか受け止めつつ、賑やかな面々と続編をお届けできたら良いなと期待しています。また、SNSでみなさんの感想を見ることができるのを楽しみにしています(笑)。ぜひ応援していただけますと幸いです。よろしくお願いします。

鈴木)

ファンのみなさまのたくさんの応援のおかげで、今回のドラマCDの発売をむかえることができました。今回は今後の展開が楽しみな終わり方をしておりますので、発売を楽しみにしつつ、これからも変わらず応援していただけると嬉しいです。みなさんの応援のお力で続編に繋がればいいなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

石谷)

今回は登場人物も増えて、わちゃわちゃ感が増しています。マフィアのお話っていうのはBLの中でも珍しいですし、抗争から生まれるストーリーは観ていても面白いと思います。コメディシーンやシリアスシーンを組み合わせながら、キャラクター達の心の動きを通して物語が描かれているので、それぞれのキャラクターの目線に立って、実はこのキャラクターはこういうところが見えていたんじゃないかな?と考察していくのも楽しいと思います。ぜひ、原作とドラマCDの両方で、作品を楽しんでいただけたら嬉しいです。よろしくお願いします。

小松)

こうしてすぐに2巻を収録させていただけて、本当に嬉しいです。前回、気になるかたちで終わっていたので、続きをドラマCDで聴きたいと思っていた方々は、その願いがすぐに叶って良かったなと思いました。ジーノとダンテの関係性を、シリアスシーンから微笑ましいシーンまで、お二人が素晴らしく演じて下さっていて、楽しみにしていた方にも応えられるようなドラマCDになっているので、ぜひ何度も聴いて欲しいです。僕自身も次を期待しているので、いつかユリウスが昇進する時まで演じたいと思います。

木村)

まずは、2巻をすぐに出していただけて嬉しいです。ありがとうございます。ジーノとダンテの重厚な掛け合いを僕も早く聴きたいですし、収録していて、改めて「裏切り者のラブソング」は面白くて良いな!と思いましたので、そんなドラマCDがみなさまに届く日を楽しみにしています。このまま、3巻・4巻と続いていくことを祈ってますし、エンリコの格好良いところを演じてみたいので、みなさま応援よろしくお願いします。

岡本)

絵もとても綺麗ですし、ファンの熱量と人気が高い作品なので、それに負けないお芝居がCDのなかに盛り込めていたら良いなと思っております。その一役として、謎の商人・リーとして関われたことを嬉しく思っていますし、ヒリヒリするようなシーンも含めて、甘さとスパイスの効いた怖さや圧力が織り交ざっていたら良いなと思っております。ぜひ何度も聴いて下さい。

キャストインタビュー写真4 増田俊樹さん、佐藤拓也さん

▲ 岡本信彦さん

キャストインタビュー写真 小松昌平さん、石谷春貴さん、鈴木崚汰さん、木村太飛さん

▲ 左から:佐藤拓也さん、増田俊樹さん

キャストの皆様、ありがとうございました! ドラマCD「裏切り者のラブソング 2」特装盤と通常盤は、2025年5月30日発売! どうぞお楽しみに♪

ドラマCD情報ページへ
↑TOP↑TOPへ