商品紹介
比良木忍は兄といっても、血の繋がりはない。義理の兄だ。竹蔵は後妻の連れ子として、比良木家に迎えられた。兄はいつも冷たく汚物のように、竹蔵を見下す。深い嫌悪と憎悪に満ちた射殺すような視線。毎日毎時毎秒、兄に殺され続けていた。竹蔵は兄に欲情していた。ある晩、竹蔵は正体を偽って兄の寝室に忍んだ。義姉の香水を身につけ、兄の目を覆い隠す。そして、己の欲望の猛るままに兄の体を貫いた……。義理の兄弟、禁断の愛と確執を描いた衝撃作。
主要登場キャラクター
-
竹蔵
(タケゾウ)
“いっそこの指を、くるぶしを、ふくらはぎを、ふとももを、口に含んだら兄さんは怒るだろうか” 後妻の連れ子として、比良木家に迎えられた。ずっと兄の忍に疎まれている。
-
忍
(シノブ)
“お前のそのぐずぐずした泣き顔は見飽きた。今すぐ私の前から消えろ!” 比良木家の主。妻と息子と暮らす家に時々、弟の竹蔵が訪ねてくるが、当たりは冷たい。
-
要
(カナメ)
“叔父さんがパパにしたいことを、したいようにさせてあげる” 忍の長男。悪知恵の働く大人びた子供。竹蔵の気持ちを見抜き、父の寝室へ忍び込ませる。