試聴&インタビュー|ドラマCD「カーストヘヴン」緒川千世

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キャスト:内田雄馬、小野友樹、村瀬 歩、佐藤拓也

試聴&インタビュー

ドラマCD試聴

【内田雄馬/小野友樹】
BLCD「カーストヘヴン」試聴1

【内田雄馬/小野友樹】
BLCD「カーストヘヴン」試聴2

【内田雄馬/小野友樹】
BLCD「カーストヘヴン」試聴3

【内田雄馬/小野友樹】
BLCD「カーストヘヴン」試聴4 [in the middle of the game]

キャストインタビュー

手前左:小野友樹さん/刈野

手前右:内田雄馬さん/梓

奥左:佐藤拓也さん/久世

奥中央:榎木淳弥さん/巽

奥右:村瀬 歩さん/あつむ

――収録の感想をお願いします。

小野)

集まったメンバーのノリが近かったのか、すごく楽しい収録でした! 台本のページ数はボリューミーだったんですけど、本編も楽しかったですし、収録の合間もみんなと楽しく過ごしていたので、あっという間の収録でした。

内田)

こういう男の人同士でドラマをさせていただく機会が今まであまりなかったんですが、本当に楽しくて! 友樹さんに手取り足取り引っ張っていただきまして、自分としてはすごく素直に受け入れながら、楽しく収録させていただきました。いやぁ~いい気持ちでした(笑)。

小野)

ずっと気持ち良さそうだったよね(笑)。

村瀬)

今回はあんまりしゃべってなかったんですけど、原作を読ませていただいて、これからちゃんと光が当たるキャラなんだなと意識させていただいたので、一心に収録に臨みました。そして仲の良い人も多い現場だったので、すごく楽しかったです。

佐藤)

今回はいわゆる外野からメインのお二人を見ている側だったのですが、屈折しながらもお互いにつながっていて、でもそこからは必死に目を背けている二人だったので、それを見ているのが非常に興味深く、原作とともに収録も楽しませていただきました。

榎木)

僕も今回あんまり出番が多くはなかったので、現段階では巽と刈野の関係も、聴いている方にはよくわからないかもしれないんですが、自分的には他のキャラクターとの関係性を意識しながら、なるべくドライに演じました。

――キャラクターについて、演じる際に意識したことを教えてください。

小野)

刈野は前フリが効いてていいですね! 腰巾着野郎からのクソドS野郎へのジョブチェンジ。ここがすごく面白いと思ったんです。その落差がつくように、最初は無邪気に純粋に腰巾着であろうと思ってやりました。狩る瞬間がとにかく際立つようにやらせていただいたので、そこが楽しかったです。

内田)

梓は元々家庭環境とかもあんまりよくない状態から這い上がってきたので、「必ず蹴落としてやるぜ!」という彼の強い部分を大切にしながら、どんなことがあっても立ち向かっていく心を失わないように、最後まで演じさせていただきました。敵対心しかない感じでしたね。

村瀬)

ビクビクしているところだったり、視界の狭い感じであったり、今起こっている状況とか体の動きだとか、そういった変化に気をつけて、お芝居させていただきました。

佐藤)

久世くんはさわやか王子様キャラと伺っていましたので、本当のピュアな黒さ、驚きの黒さ、そういったものを表現できればなと。さわやかな黒さといいますか…。

一同)笑。

佐藤)

闇を内包しているキャラだと思うんですよね。原作の方では、これから久世くんとあつむくんのお話もあるようなので、そういったものも今後楽しみにしつつ、彼の初登場としてはそういった黒さや闇も意識させていただきました。

榎木)

巽はドライなキャラクターなのですが、セリフ数が少ないからこそ、ドライなひと言にも、なにかしら意味があるようにお芝居をさせてもらいました。コミックス2巻の最後の方から、巽の背景も本格的にわかってくると思うので、ぜひ2巻もドラマCD化していただきたいと思います。

――印象に残ったセリフ、または聴き所だと思うシーンを教えてください。

小野)

デブ男子のあの豹変ぶりが好きでしたね。すごい圧でした。原作でもすごかったのに、お芝居がつくことでより圧迫感が増しました。そこです!

内田)

本作最後の、梓がお芝居をしてビデオを撮ってるシーンですね。それまでは「なんなんだ、これは!」とか言っていたのに、刈野の弱みを見つけた途端の手のひら返しっぷりというか、その辺の狡猾さが、梓はただやられるだけの男じゃないなっていう強さが見えて、すごく好きです。

村瀬)

みんな数え切れないくらいあると思うんですけど、僕はちょっと視点を変えてあえて“ガヤ”ですね。教室シーンや朝の挨拶シーンとかでも、一人ひとりが遊び心を加えていてチャレンジしていった役者魂がガヤにのっていると思うので、よーく耳をすましていただければきっと素敵な声が聴けるんじゃないかなって思います。みんなも挑戦しがいがあったんじゃないかな~(笑)。

佐藤)

僕がすごくリアルだなというかこのお話に厚みを持たせているなと思ったのは、梓くんのお母さんの話なんですよね。原作もそうなんですけども、台詞になっている言葉それぞれにすごく説得力があって、それに声がのっかっているので、非常に厚みのあるシーンになっているんじゃないかなと。それがあっての今の梓くんだと思うので、そこのシーンは非常に切なくなるというかグッとくるシーンだったかなと思いますね。

榎木)

僕の個人的なお気に入りは、刈野と梓が絡んでいるところで、梓がカメラを回しているシーンです。演技とはいえ、刈野になびく梓が可愛かったです。普段はツンツンしているのに、急に人が変わったように求めてくるところがちょっと萌えました。

――手にしたトランプによってクラスでの階級が決まるカーストゲーム。梓はクラスの頂点「キング」に君臨していましたが、「ターゲット(いじめの標的)」に転落します。そんな「天国から地獄」エピソードを教えてください。

榎木)

幼稚園生のとき女の子にすっごいモテてたんですよ。昼休みとかも女の子たちから「一緒に遊ぼ」って言われて。でもある日のお遊戯会で、みんなで円になってぐるぐる回っていたら、途中でおしっこを漏らしちゃいまして。回ってたらピシャピシャって…。みんなが「なんだこれは!?」ってなって(笑)。

一同)爆笑。

榎木)

「僕です」と自白して、その次の日からまったくモテなくなりました。

佐藤)

かわいいなぁ。

村瀬)

かわいい~。

佐藤)

京都でにしんそば食べたんですよ。にしんそばが有名なお店で、初めてだったので。にしんが甘かったので、だんだんちょっと辛味がほしくなって七味の缶を取ったんですね。そしたら蓋が若干緩んでいまして、ボワッと出ちゃって。そばがあと三分の一くらいだったんですけど、そこから先は地獄でしたね。頑張って食べました。出汁の香りもコクも何もなく、ただ辛いだけのにしんのそばを食べることになって…。次の日が大変でしたね。

村瀬)

僕、一時期スパゲッティがすごく好きで、スパゲッティって麺の太さや形態で名前が変わるじゃないですか。カッペリーニっていう麺の種類があるんですが、お店で食べてたときに「これ、絶対カッペリーニだよ」みたいな話をしてて、「そうなんだ! よくそんなこと知ってるね」って盛り上がっていたら、店員さんから「いえ、カッペリーニじゃないです」って言われて。「すげぇ」って株が上がっていたのに、一気に「え、イタイ」ってなったのが恥ずかしかったです(笑)。

小野)

最近、仕事で名古屋に行ったんですが、今年の頭にも行ったお気に入りのババロア屋さんがありまして、今回も行こうと思って何も食べずにお腹を空かせて行ったんですね。ところが違う店に変わっちゃってて、移転したのかと思ってネットで調べたら工場自体が閉店になってて…、一切なくなってヘコみました。

内田)

姉とご飯を食べに行こうって話をしていて、意気揚々と「何食べる?」って話をしていたのに、待ち合わせ場所に着いた途端、「ごめん。行けなくなった」って言われて…。お金もなかったので、結局ひとりでそのまま何も食べずに帰りました。ワクワク感だけを煽られて(笑)。

――ドラマCD発売を待っているファンの皆さんにメッセージをお願いします。

小野)

オファー的にはずいぶん前からいただいていて、キャストも雄馬だって聞いていたので、収録を楽しみしておりました。原作ファンの方からも、すごく楽しみにしているといったメッセージをいただいておりましたので、こうやって楽しい仲間たちと一緒にドラマCDとしてお届けできて良かったです。ぜひ原作とCDをあわせて楽しんでいただければ! これからさらにキャラクター達が動き出しますので、『2』につなげるためにも、本作を楽しんでいただけると嬉しいです。

内田)

『カーストヘヴン』という作品はラブラブになるわけではないんですけど、逆に男同士の思惑というか、そういうものがぶつかった結果、物語が進んでいるので、男らしい作品だと思います。ぶつかり合いという意味では、それこそ友樹さんとお芝居でぶつかり合ったのがすごく楽しかったので、その楽しさがCDになっていると思います。ぜひぜひ『カーストヘヴン』第1巻を応援していただき、第2巻をお届けできるように応援していただければ嬉しいなと思います。これからもよろしくお願いいたします。

村瀬)

BLの現場って結構みんな仲が良いというか普段の収録よりもわちゃわちゃすることが多いんですけど、今回は特に収録の合間のくだらないことから劇中のアドリブまで、みんなすごく盛り上がっててとっても楽しかったので、そういうひとつになってる感じが伝わるといいなと思います。梓と刈野のぶつかり合いや絶対にゆずれない感じを楽しんでいただければ。いろいろと感慨深い作品だったので、2作目もお届けしたいなと思ってます。それに2作目には佐藤拓也さんと僕のシーンもあって、お互いにぶつかり合って楽しいものを作り上げたいなと思っているので、ぜひみなさん『カーストヘヴン』をお買い求めください。

佐藤)

原作に書かれている一種異様な空気感が、今回ドラマCDの中にそのまま投影されていて、声がのったことでより濃厚になっているかと思います。各々のウエットな感情が絡み合って、さらにこじれて、そこからまた広がっている作品だと思うので、どのキャラクターの視点で見るかによっても違うと思うんです。コミックス2巻では、久世くんとあつむくんの話も描かれているようなので、その視点の違う二人も、今後ドラマCDになるよう応援していただけたら嬉しく思いますし、なんせこういう作品ですので、読後感というのがすごいと思うんですよ。ドラマCDだと、他の人達の声と息遣いも相まって、より共有できると思うので、ぜひ楽しんで聴いてください。よろしくお願いします。

榎木)

本作では、刈野と梓がお互い屈伏させようとしている関係だったと思うんですが、それが今後、恋愛になっていくかどうかというところも注目ポイントですし、佐藤さんがおっしゃったようにコミックス2巻では、久世とあつむの二人の恋愛も描かれますし、巽の相手も最後の方に出てきます。このキャラクターもなかなかぶっ飛んでいて、巽の印象がさらに強くなるようなチャームポイントもあるので(笑)、ドラマCDを聴いていただき、次につなげられるように応援していただければと思います。
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